エシカルライフへの3つの指針

第1の指針は、生態系に対するエコ認識を人間本位の「浅いエコ」から地球環境本位の「深いエコ」へ、切り替えていくことである。

第2の指針は、自然に対する価値観、つまり自然観を、物質本位の対峙型からエネルギー本位の融合型へ、切り替えていくことである。

第3の指針は、「深いエコ」認識とエネルギー本位の調和型自然観の下で、多岐に亘る文明の作法を、「開発の世紀」といわれた20世紀型から脱して、共生文明社会の構築、実現を目指す21世紀型へ、切り替えていくことである。

文明とその作法 / 20世紀型から21世紀型へ

比較対象 「浅いエコ」の20世紀型 「深いエコ」の21世紀型
生態系 /
エコ認識
人間本位の
Shallow Ecology
生態系 ( いのち ) 本位の
Deep Ecology
自然観 自然と対峙 / 支配、搾取する 自然と融合 / 敬い、共生する
地球 / 環境観 無限で、劣化しない地球環境 有限で、劣化する地球環境
Energy源 再生不可能な枯渇型化石燃料依存 再生可能な循環型自然Energy依存
資源 / Energy
の使い方
多消費 / 高燃費の浪費型 省資源 / 低燃費の節約型
生産体制 少品種 / 大量生産 多品種 / 適量生
流通体制 Global化 / 遠距離大量輸送 Local化 / 近距離地産地消
生活様式 使い捨て文化 足るを知る文化
欲求構造 物の豊かさ / もっともっと病 心の豊かさ / 生活の質
生き甲斐 収入 / 学歴 / 地位の3高 自己実現

© S.Shimaya 2011/03 ( 改訂 )

表は、文明の作法を20世紀型と21世紀型を比較した一覧である。「深いエコ」認識と融和型自然観の下で、エシカルマインド ( 良心に誠実な心と精神 ) を醸成し、磨き上げていくことで、地球 / 環境感は「無限で、劣化しない」から「有限で、劣化する」へ、欲求構造は物欲の「もっともっと病」から心の豊かさを求めていく「生活の質」重視へ、生活様式は「使い捨て文化」から「足るを知る文化」へ、生き甲斐は収入 / 学歴 / 地位の3高から自己実現へ、それぞれ切り替えていくことである。

出典:「エシカルライフのすすめ 2.エシカルライフへの3つの指針」 (『未来を拓くエシカル購入』2012年12月、環境新聞社 ) の冒頭からの引用。

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嶋矢志郎